それくらいいいじゃねぇか

「それくらいいいじゃねぇか!」

先週東京マラソンを新宿のガード下と歩道橋の間くらいで観戦していたときのこと。歩道にはマラソンを観る人でいっぱいだったが、押し合って場所とるほどでもなく、殺伐とした雰囲気も一切なかった。スペース的にもあとから来ても十分に割り込めるくらい。

自分の周りには、脚立を用意して写真撮影する人、お手製の横断幕持って旦那(彼?)を待つ人、家族で身内の応援していた人らがいた。

トップランナー達が過ぎしばらくたった頃、そろそろ来るかと、家族で応援中のおばさんが足を半歩前に出して車道に入り込む格好になった。すると間髪入れず目の前にいた警備員が、「もう少し下がって下さい」、と。

「それくらいいいじゃねぇか!」

おばさんの旦那らしき人が言う。確かに足で半歩分。たかだか数10cm。それくらいいいじゃん、って思う。「危険ですので下がって下さい。」。たかだか数10cm。

「それくらいいいじゃねぇか。」、「お前がしゃがめよ、ジャマなんだよ!」と続けざまに。警備員は、「下がってください。しゃがみますから。」といってしゃがみ込む。

たかだか数10cm。それで視界が大きく変わるとも思えない。それくらい下がっても、とも思う。

文句を言っていたおじさんは、その後娘らしき人に「あんなこと言わないでよ。みっともない。」と叱られていた。夢中になっていると、ついついまわりが見えなくなる。自分も気をつけないと。

それくらいいいじゃん。

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